火災報知器の設置基準・設置場所の規定の解説

消防法に基づく火災報知器の設置基準、設置場所の規定、住宅用火災報知機の義務化の解説。

◆火災警報器の耐用年数-バッテリーの寿命は何年?

天井や壁などに設置する火災報知器がいったい何年程度の耐用年数があるのだろうか?

実際に火災報知器の説明書をチェックしていくとわかるが、住宅用の火災報知器は電池式が9割以上。

使用されている電池はリチウム式が大半で7年~10年以上は持つようである。

ここでは火災報知器を購入する際にチェックすべき電池の寿命と製品概要の項目について学習しよう。

1.電源供給が途絶えても稼動することが条件
2.火災報知器は何年もつ?電池の寿命年数について

◆電源供給が途絶えても稼動することが条件

火災報知器のバッテリーは一般的な商品の場合はリチウム電池が使用されておる。

これは万が一災害などで停電してしまったケースや、
●火災報知器のセンサー
が火災の予兆を感知する前に熱によって電源供給が途絶えたりするケースにおいても正常に稼動させる事が出来る事が重要である為じゃ。

◆火災報知器は何年もつ?電池の寿命年数について

住宅用火災報知器に使用されるリチウム電池の耐用年数は一般的なもので約10年程度の対応力があるものが多い。

実際に市場シェアの高いパナソニックなど幾つかの火災報知器の製品概要を調べてみると以下のような項目が記載されておる。

☆作動方式
☆警報音・音声警報
☆連動警報開始時間
★電池寿命
★電源
★電池切れ警報期間
☆警報停止機能
☆連動可能台数
☆自動復旧機能
☆使用温度範囲
☆推奨設置場所
☆設置位置
☆質量
☆発信出力
☆電波の到達距離
☆外形寸法

電池の寿命に関する項目としては「電池寿命」「電源」「電池切れ警報期間」の3点をチェックしておけば良いじゃろう。

また、リチウム電池式の住宅用火災報知器を設置する場合は、助成金制度の対象となるケースもあるのでチェックしておくことじゃ。

尚、有線式の電源による電気の供給を受けるタイプの火災報知器の場合は
●停電時に稼動しなくなるケース
 もあるので注意が必要じゃ。

火災報知器の新たな設置を検討する際は、この電源供給の問題は非常に重要なポイントである事を把握しておく事じゃ。