点字ブロックの寸法の規定は、JIS規格によって、
●プレートの大きさ
●突起の高さ
に至るまで詳細な基準が設けられている。
また、JIS規格による規定は前項で解説した
●誘導用点字ブロックの寸法規定
●警告用点字ブロックの寸法規定
と用途、種別によって規定が変わってくる点もひとつのポイント。
点字ブロックの寸法の規定の定義は、寸法の規定を定めるにあたり、まず何よりも考慮されるのは
●視覚のハンデを伴う方々に識別しやすいものであること。
という基本的な条件がある。
そして更に、点字ブロックは突起を有するプレートである事から、
●つまずきなどの転倒の危険性
が及ばない範囲であることなどの安全性の面からの寸法規定が考慮されている。
点字ブロックの高さはどの程度の高さであれば馴染みやすく転倒の危険性を回避できるのか?
これらの規定を設けるにあたり、実際に視覚障害者の協力を元に大規模な実験を行いデータ化した結果、現在のJIS規格の寸法が採用されるようになった経緯があります。