一般的に点字ブロックとして認識されている床面のプレートは大きく分別すると
●誘導ブロック
●警告ブロック
の2種類に分別される。
この2種類の点字ブロックは、「使用される目的」及び「使用される場所」が異なる点がひとつのポイントとなっておる。
誘導ブロックとは、縦長の線状の突起がついているもので、移動方向を示す役割をもっておる。
駅や地下鉄のホームを思い浮かべてほしい。
駅のホームから階段への通路部分にかけて黄色の視線誘導点字ブロックが並んでおる光景を目にしたことがあるじゃろう。
また歩道から交差点の信号の手前部分まで続く一列の長い誘導ブロックが敷き詰められている光景も一度は目にした事があるはずじゃ。
これらの誘導用ブロックは移動方向を示す目的があるために、点状ではなく進行方向を足裏や白杖の先で感じられる線状の突起が設けられておるのじゃな。
次に後者の「警告ブロック」は点状の突起がブロック全体についているも点字ブロックを指す。
点の部分は丸い凹凸がブロック一面に敷き詰められておる。
この警告ブロックは、「ここは危険性のある場所だよ」とその名の通り警告を促す役割をもっておるのじゃ。
駅のホームでは、階段からホームにつながる通路沿いには前述した誘導ブロック。
そして線路との境界にあたる手前部分や歩道では横断歩道の手前部分などに差し掛かると誘導ブロックから点字ブロックへと変化しているのが確認できるはずじゃ。
このように誘導点字ブロックと警告点字ブロックの2種類のブロックを用いる事で、足裏や白杖で今現在どの部分にいるのかを把握出来るようにしているのが点字ブロックのひとつの特徴じゃ。