路線価図を自分で調べることが可能であるのはわかったとしてもその路線価図を実際に目にしてみると何とも意味がわからない。
このように感じておる方も多いかもしれんのぉ。
ここでは例として関東大震災後に武蔵野台地という頑丈な地盤が注目を集め、人気が更に高まっている武蔵野市の吉祥寺駅近辺の路線価図を参照に路線価図の見方をチェックしてみるとしよう。
路線価図の吉祥寺駅前の道路に記載されている2400B。
この2400Bとは、「路線価とは1平米あたりの土地の相場価格のこと」の項でも解説しておる通り1平米あたりの数値が記載されておる。
但し路線価図で使用されている単位は1平米あたり千円単位となっておる。
その為、この吉祥寺駅前の道路の路線価図では2,400,000円/平米となるのぉ。
尚、2400の後ろの英記号は借地権割合を表しておる。
吉祥寺駅北口の道路の「B」という記号は借地権割合の評価が約80%の評価となる意味を示しておるというわけじゃ。
この道路に隣接している土地が仮に100平米であった場合の土地の路線価評価額は以下のようになる。
☆所有権更地の路線価評価額=2,400,000円×100=240,000,000円
☆借地権更地の路線価評価額=2,400,000円×100×0.8(80%)=192,000,000円